過払い金返還請求の流れの例
過払い金の返還請求は、自分から行動に移さなければ、勝手に返ってくることはありません。
消費者金融会社などから自発的に申し出てくることはありませんので、自ら動く必要があります。
過払い金返還請求は個人本人が行うことも可能ですが、知識のある専門家に依頼することもできます。
依頼を受けている、ある法律事務所のやり取りの例をご紹介しましょう。
メールや電話、ファックスなどで、相談を行います。
金利や残高、貸金業者の社名など、借入状況を伝えます。
債務整理事件ということで、弁護士が合意すれば受任されます。
弁護士が受任しましたということを、すぐに債務者宛てに弁護士さんが通知してくれますので、債権者からの取り立てや請求が来なくなります。
弁護士さんが返済と借入の履歴明細を貸金業者より取り寄せ、再計算など適切な対処が行われます。
和解により、多くのケースはこの段階で返金されますが、意見が合わない場合は訴訟になることもあります。
貸金業者からの返金は弁護士事務所に送金され、弁護士費用を差し引いた金額が本人に戻ることになります。